首や肩の周囲には20以上の多くの筋肉が存在します。筋肉は細かい筋線維(きんせんい)の集合体で、筋線維の中には血管が通っています。その血管の血流が何かの理由で循環不全が生じると肩こりになります！筋肉は酸素によって血液の中のブドウ糖を燃焼して循環しているのですが、酸素が足りないと疲労物質である「乳酸」が筋肉内に溜まってして硬くなり、痛みの物質「発痛物質」が出現し、痛みを脳が認知します。これが肩こりの簡単なメカニズムです！！

何かの理由；デスクワーク、スマホ、運転、作業などの同一姿勢。悪い姿勢、重い荷物を持ちすぎなど。

悪い姿勢などを続けると筋肉が緊張し、筋線維の中の血液の流れが悪くなって酸素不足になります。筋線維が柔らかくなると血流がよくなって新鮮な酸素が流れ、たまっていた乳酸も流されて筋肉の疲労も取れて、発痛物質がなくなり、肩こりが治ります。

慢性の肩こりに注意
急性の肩こりが進行すると神経が過敏となり、ちょっとしたことですぐに肩がこるようになります。ひどくなると常に凝っている状態になり、頭痛も伴います。３年は慢性の肩こり、５年以上は超慢性肩こりにと私は判断しています。慢性の肩こりを治すには専門的知識が必要となるので、なかなかマッサージ、電気治療だけではよくならないことが多いです。（私の経験上ですが、、、）

五十肩の治療は早期解決を進めます！！
同じ肩の痛みでも、五十肩は肩関節の周囲に起こる炎症です。整形外科では、「肩関節周囲炎」なんて呼ばれたりします。とくに腕を上げたり後ろにまわす動作がしにくくなります。半年から1年半程度で自然に治る人たまにいますが、ほぼ全員に後遺症（可動域制限）があります！正確な治療をすると早く症状がやわらぎ、後遺症が残りません。